1200年余の歴史を有する京都は
歴史的建造物が多く存在し、それを守ってきたのが瓦であり、その瓦葺きの伝統技能、技術を次世代へ承継するという事業の基本的目標は 達成し成果を得ることができた。また、それ以上に伝統ある技能・技術を
承継する誇りと責務を自覚することで各自の意識改革、向上に寄与している。特に青年部を中心に積極的に業界のイメージ、地位向上へ向けての活動に取り組む大きな要因、転機となった。
平成5年度に実施された活路開拓ビジョン調査事業への取り組みに際し 青年部が大きく寄与し、労務改革への提案はもとより、需要開拓への取り組みや、将来へ向けての事業所のあり方に至る提言に主要な役割を果たした。
また同ビジョンでドイツのマイスター制度を、今後の制度的モデルとしてとりあげ、業界並びに技能・技術者の社会的地位の向上について提言するなど、人材育成面から、業界全体の将来展望をも視野に入れた行動へと結び付けることができた。
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